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ワクチン接種について

特定の病気(感染症)に対して抵抗力(免疫力)をつけるために接種します。接種したにもかかわらず病気に感染、発症する場合がありますが、症状が軽度で済んだり、回復が早まったりすることが認められています。私たちが動物にしてあげられる事の一つです。

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ワクチンの種類

犬には、法律で義務付けられている狂犬病ワクチンがあります。この他にジステンパーウイルス感染症、パルボウイルス感染症、伝染性肝炎、アデノウイルス感染症、パラインフルエンザウイルス感染症、コロナウイルス感染症、レプトスピラ(3種類)症の9種混合ワクチンがあります。

猫に、法律で義務づけられているワクチンはありませんが、猫汎白血球減少症(猫パルボウイルス感染症)、猫ウイルス性鼻気管炎(猫ヘルペスウイルス感染症)、猫カリシウイルス感染症、猫クラミジア感染症(2種類)の5種混合ワクチンがあります。

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ワクチンの接種時期

子犬・子猫の頃(生後4ヶ月頃まで)に2回または3回接種して、それ以降は毎年接種します。元気や食欲がないなど調子を崩しているときは避けて下さい。接種が可能かどうかは、獣医師が総合的に判断して行いますのでご相談下さい。

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ワクチン接種後の注意

ワクチン接種後に、まれにアレルギー反応を示す場合があります。目・唇・鼻がはれたり、よだれを出したりした場合、すぐに来院下さい。適切な処置をすることにより緩和させることができます。また、2~3日間、食欲が低下したり、元気がなくなったりする事がありますのでその場合は、ご相談下さい。

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その他の注意事項

ワクチンは、接種後すぐに効果を示すものではありません。2~3週間後に免疫力が最大となります。はじめて接種された場合には、十分に注意して下さい。また、ワクチンを接種したからといってその感染症にかからないことはありません。免疫力(免疫を作る機能)が低下している状態(6週齢以下の)子犬・子猫、老齢の犬・猫、病気・怪我の時には、接種しても十分に免疫力が上がらない場合があります。

A.Hasimoto,Veterinary

ワクチン接種について情報が氾濫し、過剰な期待や誤解をされている方がおられます。飼主様が納得して接種されるのが最良と思われます。当院の考え方について詳しく説明いたしますので遠慮なくお尋ね下さい。

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